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お客様の声:vol.1 株式会社タツノコプロ 様(制作部門)

お客様の声:vol.1 株式会社タツノコプロ 様(制作部門)

管理書類で溢れていた制作工程管理をペーパーレスに。アニメーション制作の進捗管理をリアルタイムで把握するためのシステムを導入しました。 株式会社タツノコプロ
制作部デスク 清水孝純 様

ジャパニメーションの老舗プロダクションといえるタツノコプロは、『ガッチャマン』や『ハクション大魔王』など、これまで数多くの名作を世に送り出してきました。
また、誰もが知っている有名な作品だけでなく、現在、自社で制作されている新作アニメーションもたくさんあります。今回、取材に応じてくださった制作部デスクの清水さんは、新作アニメ作品の制作進行を統括する立場ですが、当社に【制作管理システム】を発注していただいた時点では、自らが現場で制作進行を担当し、山のような管理書類と格闘の日々だったと言います。

Q1.システム開発を希望されたのは、どのような理由からですか?

アニメーション制作で意外に知られていないのが、アニメーションを実際に動かすための絵(動画)の枚数の多さです。たとえば、毎週放送される、1話30分間のシリーズ番組の場合、1話数の中でキーとなる絵(原画)が約300カット程度必要となり、これらを描く作業をまず20〜25人のクリエーターに振り分けます。
さらにこれらの原画と原画の間を埋める為の、パラパラ漫画のような動画を動画制作スタッフに発注し、少ないときでも4千枚、多いときでは1万枚を超えます。海外ではPCを使ったCG等のデジタルで制作を行うアニメーションが主流なのに比べ、日本及び韓国、中国等のアジアのアニメーション制作は今でもこのような手書きによる制作が主流です。
原画、動画以降にもアニメーションが完成する迄に色指定、仕上げ、撮影等の各行程があり、これらの膨大な作業に対し一件一件、発注伝票を切って進捗状況を管理していくという作業を行っています。作業量が膨大であること、個々の担当がアナログで作業を行うことから、制作チーム内でのタイムリーな情報共有も思うようにいきませんでした。
年初から放送がスタートする新作アニメ番組の制作が決まったことから、従来、すべて手書きであった発注管理をシステム化する事で、全体の進行状況をリアルタイムで共有・一元管理できるようにしたいと考え、開発プロジェクトを立ち上げました。

Q2.FiveSpot(ファイブスポット)に依頼を決めた理由を教えてください。

いくつかの開発会社に相見積もりを取らせていただいたのですが、開発予算と内容を比較・検討した結果、FiveSpot(ファイブスポット)さんが我々のニーズに一番近かったので、ベンダーとして選定させていただきました。
また担当SEの方には、以前当社の別のシステムを開発していただいたことがあるという実績があったことも大きかったですね。

Q3.開発したシステムはどんなものですか?

アニメーション制作の各行程の進捗状況をリアルタイムに把握するものです。各クリエーター毎の発注件数や、現時点でどこまで納品されたか、など進捗がひと目でわかります。
さらに、従来手書きで発行していた発注伝票も管理システムへの入力データを元に自動出力できるようになり、手書きによる手間とミスがなくなりました。紙での膨大な発注伝票の管理・保管がたいへんでした。今回のシステムにより、ペーパーレス化できました。すべての行程の履歴がデータ上に残りますし、必要な権限を付与された担当者がリアルタイムに閲覧できるので、社内連携もスムーズになったと思います。

Q4.発注からリリースまでの期間、運用後の対応には満足できていますか?

お客様の声:vol.1 株式会社タツノコプロ 様

昨年8月から要件定義開始、9月から本格的な開発が始まりました。4ヶ月後にPhase1の機能をリリースし、年初から始まる番組の制作進行にトライアル導入する事ができました。
トライアル導入後のちょっとした使い勝手…たとえば、これまでのエクセルでは使えたショートカットキーを使えるようにしたいなどといった、改修要望も、丁寧に対応していただけました。
何十年も手作業でやってきた実績がありますので、単純にシステムを導入したからといって、一朝一夕ですべて解決というわけではなく、マニュアル作業のほうが便利だった部分も確かにあります。今後、出力フォーマットの微調整やユーザーインターフェースの改善なども必要になってくると思います。現時点では、すべての作品でシステム導入していないので、社内システムの利用率向上も課題ですが、システム導入で間違いなく制作効率はよくなっていくと思います。次のステップとして、スケジュールや予算・実績管理など、対応していくべき課題も、まだ多く残っています。これからさらにシステムを進化させ、よりよいものにしていけたらいいな、と考えています。

インタビュアー
STUDIO BYBROS 浦川 園実
http://www.studio-bybros.com/

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